Thursday, December 21, 2006

帰るところ

沖縄のクリスチャン、カミヤさん。
東京にいた時、ホームから線路に突き落とされたそうです。
電車が入ってきて、必死で避けたものの、左手が根本から切断しました。
祈りました「神様今まで、左手をありがとうございました。今お返しします」

驚きました。
傷の痛み、無くしたものの大きさ、加害者への恨み。狂乱しても当然です。
なぜこんなに強いのか。

我々は神によって命を与えられました。
そして肉体を与えられ、この世に生まれました。
肉体は古くなり、少しづつ神にお返ししながら、やがて肉体すべてを返して、魂も帰らなければなりません。
私も、足腰が弱まり、好きな山も、行けるコースが限られてきました。
なにより、意欲がどんどんなくなります。
まだ新聞読めるけど、目も衰えた。
これから生への執着も徐々になくなることでしょう。

我々は神によって生まれ、神と共に歩み、神の元に帰らなければなりません。
ところがこの世では、神を神にしないで、自分を神にしてしまいます。
神と離れ、糸の切れた凧になりました。
自分勝手がしたいからです。
「厄除け」だどと不幸は他から来るように思っています。そこまでも自己中心。
他からの不幸は戦えば勝利できます。努力で何とかなります。
でも内からの不幸には負けるのです。
自分のしたいことができず、やめようとすることが、やめられません。
「罪の奴隷」となりました。
どのツラさげて、神のもとに帰れましょうか。

自分を産み育ててくれた親は、どれだけ自分を愛してくれているでしょうか。
なかなかわかりません。
自分が親になったとき、やっとわかります。
今クリスマスです。
我々を作った神は、我々をどれほど愛してくださっているのでしょうか。
なかなかわかりません。

神はプレゼントをくれました。
罪の奴隷から解放してくださるのです。
一人子イエスキリストが生まれ、十字架で我々の罪をすべて代わってくれました。
いうならば一方的な愛をもって罰金を払ってくれたのです。
神との和解、仲直りができました。
罪は許され、神の前に喜びを持って立つことができます。
死は恐くないのです。

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