Wednesday, December 27, 2006

死への恐れは元気の証拠

「男性更年期」がかつて話題になりました。書籍名は忘れました。
女性ホルモン、エストルゲンが減少して更年期障害があるように、男性ホルモン、テストステロンが年とともに減少して、更年期が起こる。その特徴は、意欲喪失。
金銭欲、名誉欲、権力支配欲、性欲なども減少する。
生きたくもない死ぬことも恐ろしくない。
俗に言う「丸くなった」

著者は続けます。
「ある宗教は欲望の減少、死の恐怖克服を目指して厳しい修行をするけど、そんなもの去勢手術すれば簡単。
宗教などというもの、そんなレベルの低いものですか」
昔の中国に宦官と言われる高級官僚がいたそうです。
タマ抜くことで、皇帝のハーレムを荒らすこともない。
小金に汚くても、皇帝のイスをねらうほどの欲は持たない、ということだそうです。

人の生理的解釈は、なんと身も蓋もない。
厳しい修行をしなくても、年取れば自動的に死の恐怖はなくなります。
あるということはまだ元気。政治家はかなり老人にになって、まだ権力欲豊富。元気ですね。うらやましい。
それだけに、若年の死は悲しいです。

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